【果樹共済】モモせん孔細菌病の防除を徹底しましょう
- お知らせ
モモせん孔細菌病の防除を徹底しましょう 昨年は平年よりやや少ない発生状況でした。 春の防除対策を徹底して、引き続きモモせん孔細菌病の発生を抑えましょう。 |
モモせん孔細菌病は、主に前年秋期に落葉痕から枝に感染します。感染は風雨により助長され、秋期の台風などにより拡大します。
枝で越冬した病原細菌は、翌春に春型枝病斑として発現します。春型枝病斑の発生が多く、5月~6月にかけて降雨が多いと、葉や果実に感染し、収量や品質が低下する恐れが高まります。 |
●春型枝病斑は開花期頃から発生しますので、見つけ次第せん除し、他の部位への感染を防ぎましょう。 ●春型枝病斑の発生は7月ごろまで続きますので、園地を見回り、定期的にせん除を行いましょう。 ●薬剤散布は、開花期前の無機銅剤と落花以降の抗生剤等の薬剤散布を、各地域の防除暦に従って徹底しましょう。感染は風雨により助長されるので、降雨前の薬剤散布が効果的です。 ⚠クプロシールドを散布する際の注意点
薬害防止のため、必ずクレフノンをよく撹拌してから加用して散布しましょう。 |
モモせん孔細菌病春型枝病斑の主な症状とせん除位置 ●春型枝病斑は、枝の表面が褐色に変色し、やや凹んだり、亀裂が発生したりします。 ●また、1本の枝のなかで、複数の場所で発病することがありますので、発病枝は、できる限り基部まで切り戻しましょう。 |