補償期間(共済責任期間)
火災共済・総合共済
加入者から共済掛金等の払込みを受けた日(共済証券にこれと異なる共済責任期間の開始日が記載されているときはその日)の午後4時から1年間です。
更新共済
3年から7年の期間で農機具の耐用年数の範囲内で選択した期間です。
※未使用の状態で取得してから1年以上経過した農機具については、当該農機具の耐用年数からすでに経過した年数(1年に満たない端数月は切り捨て)を差引いた年数の範囲内の期間になります。
補償金額(共済金額)
火災共済・総合共済
1台当たり新調達価額を上限に5万円~2,000万円まで1万円単位で加入できます。
更新共済
1台当たり新調達価額を上限に5万円~2,000万円まで1万円単位で加入できます。
共済掛金を積み立てて減価共済金(満期共済金)を受け取ることができます。
(ただし、共済金額が上限となります。)
共済掛金
火災共済・総合共済
共済掛金=共済金額×掛金率
更新共済
共済掛金= (共済金額×掛金率) + (減価共済金額×減価共済掛金率)
共済掛金表
火災共済
加入共済金額 |
100万円 |
200万円 |
300万円 |
400万円 |
500万円 |
1,000万円 |
1,500万円 |
共済掛金 |
特約なし |
1,200円 |
2,400円 |
3,600円 |
4,800円 |
6,000円 |
12,000円 |
18,000円 |
臨費特約 |
1,330 |
2,660 |
3,990 |
5,320 |
6,650 |
13,300 |
19,950 |
地震等特約 |
2,450 |
4,900 |
7,350 |
9,800 |
12,250 |
24,500 |
36,750 |
臨費+地震等 |
2,580 |
5,160 |
7,740 |
10,320 |
12,900 |
25,800 |
38,700 |
総合共済
無事故割引・有事故割増料率制度の基本等級(8等級)の金額です。
加入共済金額 |
100万円 |
200万円 |
300万円 |
400万円 |
500万円 |
1,000万円 |
1,500万円 |
共済掛金 |
特約なし |
5,200円 |
10,400円 |
15,600円 |
20,800円 |
26,000円 |
52,000円 |
78,000円 |
臨費特約 |
6,000 |
12,000 |
18,000 |
24,000 |
30,000 |
60,000 |
90,000 |
地震等特約 |
6,226 |
12,452 |
18,678 |
24,904 |
31,130 |
62,260 |
93,390 |
臨費+地震等 |
7,026 |
14,052 |
21,078 |
28,104 |
35,130 |
70,260 |
105,390 |
更新共済(初年度の金額)
上段・基本掛金/下段・臨費特約付き
加入の組合せ |
共済責任期間 |
加入共済金額万円 |
加入減価共済金額万円 |
3年円 |
5年円 |
7年円 |
100 |
50 |
175,192 |
10,8792 |
80,342 |
175,992 |
10,9592 |
81,142 |
100 |
339,100 |
206,300 |
149,400 |
339,900 |
207,100 |
150,200 |
200 |
100 |
350,385 |
217,585 |
160,685 |
351,985 |
219,185 |
162,285 |
150 |
514,292 |
315,092 |
229,742 |
515,892 |
316,692 |
231,342 |
200 |
678,200 |
412,600 |
298,800 |
679,800 |
414,200 |
300,400 |
500 |
100 |
384,240 |
251,440 |
194,540 |
388,240 |
255,440 |
198,540 |
250 |
875,962 |
543,962 |
401,712 |
879,962 |
547,962 |
405,712 |
500 |
1,695,500 |
1,031,500 |
747,000 |
1,699,500 |
1,035,500 |
751,000 |
1,000 |
400 |
1,424,110 |
892,910 |
665,310 |
1,432,110 |
900,910 |
673,310 |
700 |
2,407,555 |
1,477,955 |
1,079,655 |
2,415,555 |
1,485,955 |
1,087,655 |
1,000 |
3,391,000 |
2,063,000 |
1,494,000 |
3,399,000 |
2,071,000 |
1,502,000 |
1,500 |
500 |
1,808,350 |
1,144,350 |
859,850 |
1,820,350 |
1,156,350 |
871,850 |
1,000 |
3,447,425 |
2,119,425 |
1,550,425 |
3,459,425 |
2,131,425 |
1,562,425 |
1,500 |
5,086,500 |
3,094,500 |
2,241,000 |
5,098,500 |
3,106,500 |
2,253,000 |
※加入共済金額と加入減価(満期)共済金額の組合せは、加入者の希望に応じたものにできます。
地震等担保特約を付帯することもできます。
無事故割引・有事故割増料率制度について
1.全ての加入機種(総合共済のみ)1台ごとに共済金支払いの有無により、掛金の割引・割増を行います。
2.初めて加入される場合は、基本等級(8等級)が設定されます。
3.前2年間に割増対象事故の共済金のお支払いがなかった場合、無事故割引が適用され、等級が下がります。
4.割増対象事故は、衝突・接触・墜落・転覆・異物の巻込み・その他稼働中の事故(稼働中における火災・破裂・爆発を含む)としています。
5.前責任期間中に共済事故によって支払いがあった場合は、掛金が異なる場合があります。
災害共済金のお支払い
お支払する共済金は、新調達価額に対する加入共済金額の割合によって異なります。
災害共済金の支払例
災害共済金 |
= |
損害の額 |
× |
- 共済金額
- 新調達価額
|
例:新調達価額500万円のトラクターが衝突して、修理代が50万円の場合
格納中以外の事故の削減割合10% 注1) |
50万円×10%=5万円 |
50万円-5万円=45万円(損害額) |
注1)共済事故の内容により削減割合が適用されます。 |
共済金額500万円(臨時費用担保特約付)に加入の場合
災害共済金 |
45万円×500万円/500万円=45万円 |
臨時費用共済金 |
45万円×10%=4.5万円 |
共済金額250万円(臨時費用担保特約付)に加入の場合
災害共済金 |
45万円×250万円/500万円=22.5万円 |
臨時費用共済金 |
22.5万円×10%=2.25万円 |
中古購入額250万円(付保割合条件付実損填補:約定割合50%)で加入の場合
災害共済金 |
45万円×250万円/500万円×50%=45万円 |
農機具事故発生時の注意事項
①農機具事故発生日から1年以内に復旧(修理または買い替え)しない場合は、時価損害額での支払いとなります。
②契約期間中に加入農機具を買い替えた場合は必ずご連絡ください。(加入機種変更の連絡がない場合、共済事故があっても共済金の支払い対象になりません。)
③共済事故により修理した部品の保存をお願いします。
共済事故の確認の際、事故状況の聞き取り、損害部品、事故原因となった現物(異物の巻き込みをした物等)を確認します。修理した部品は確認まで保存しておいてください。
共済事故の内容により削減割合が適用されます。(注1)
表1
通常すべき点検整備、保守・管理及び操作を行っていれば損害の防止又は軽減をすることができたと認められる場合 |
削減割合(%) |
整備・点検不良により生じた共済事故 |
30% |
搬送時又はトレーラー等に積み込み、積み降ろし時の共済事故 |
40% |
運転席を離れている間に機体が動き出したことによる共済事故 |
50% |
公道上での法令違反等により生じた共済事故 |
100% |
表2
事故形態により、損害の防止又は軽減をすることができたと認められる場合 |
削減割合(%) |
格納場所以外で発生した盗難による盗取又はき損 |
20% |
作業機がぬかるみにはまり、引き上げる際機体に生じた損害 |
30% |
収穫物の巻き込みにより生じた損害 |
30% |
表3
損害の額を削減する部位又は部品 |
削減割合(%) |
コントロールボックス、コンピュータ、センサー類 |
30% |
ジョイント類 |
30% |
アイドラー等走行部 |
40% |
刈刃、受刃、ナイフ等類 |
40% |
クローラ |
50% |
表4
損害の額を削減する共済事故 |
削減割合(%) |
格納中以外の事故 |
10% |
(注1)削減割合が適用される共済事故事由が複数ある場合は、表1から表3の中で最も高い削減割合及び表4を合算して適用する。
事故発生後すぐにNOSAIにご連絡ください。
事故発生の連絡が遅れますと共済金の一部又は、全額が支払対象になりません。
|
通知の延滞期間 |
削減割合 |
1 |
事故発生後3か月以上 |
10% |
2 |
損害発生通知の遅延により損害評価が不可能な場合
又は損害を復旧している場合(注2) |
100% |
(注2)共済事故であり、損害箇所の修理証明書、損害部品、損害箇所の写真の提供があった場合は、この限りでない。
支払いできないものがあります
支払対象外部品
- オイル(エンジン、ミッション、油圧、HST、ブレーキ等)グリス、ラジエーターの不凍液
- ウォーターポンプ
- バッテリー、バッテリー液
- タイヤ、チューブ
- ベルト類(Vベルト、搬送、駆動、かき込み(突起付き)ベルト等)
- ゴムホース、素材が金属でないパイプ類(燃料パイプ、ラジエーターホース、油圧ホース等)
- クリーナー(エアー、オイル等)、フィルター、エレメント、ストレーナー類
- ヒューズ(ヒュージブルリンク含む)、電球類
- 爪(耕耘爪、植付爪)
- タイン(レーキ、ヘーベーラー等)
- ソレイドバルブ
- セルモーター
支払対象外損害
- 故意もしくは重大な過失、又は法令違反によって生じた損害
- 共済事故以外の原因で生じた損害
- 故障・欠陥・金属疲労・摩耗・腐食・さび・その他自然消耗等による損害
- 消耗部品のみに生じた損害
- 点検整備費用
- 使用目的が農作業ではない事故
- 損害の額が新調達価額の100分の5に相当する金額、又は1万円のいずれか低い額に満たない場合