広報紙「ひかり~NOSAIふくしま~」17号を掲載しました。
果樹共済の損害評価の方法が変わります
- お知らせ
果樹共済の損害評価の方法が変わります | |
これまで被害が発生したときの損害評価は、損害評価員が被害の発生したすべての樹園地を損害評価して損害割合等を算定してきました。 これからは、加入者の方から被害申告の時に被害樹園地ごと及び品種ごとの見込収穫量を申告していただきます。 |
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「農家申告抜取調査」と呼びます 被害申告があった樹園地から、3分の1程度(3樹園地以下の場合はすべて)の樹園地を、被害の状況等を勘案し任意に抽出し、農家申告抜取調査による損害評価を行います。 加入者の方から申告いただきました見込収穫量と、農家申告抜取調査による見込収穫量から、その差を修正率として算出し、抜取調査対象とならなかった被害申告樹園地の見込収穫量を修正します。 ただし、同じ樹園地であっても品種によって収穫時期が異なれば、農家申告抜取調査を2回以上に分けて行い、修正率は各回ごとに算出します。 |
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申告する見込収穫量とは? 加入者の方が申告する見込収穫量は、「生食用果実」と「加工用果実」のそれぞれに分けた見込収穫量の総量を自己申告していただくことになります。 「生食用果実」とは、福島県青果物標準出荷規格に基づき、市場等の取引に供し得る果実としており、正常果実を指します。「加工用果実」とは、品位が劣り「生食用果実」にならないものの、加工用には用いることができる果実で、調整果実を指します。 果樹共済では「加工用果実」のうち2割(調整係数)を収穫量として扱い、残りの8割を被害果実と同様に減収量として扱います。被害により果肉に及ぶ損傷や腐敗があり、損害等が著しく、廃棄される果実は被害果実であり、申告は不要となります。 |
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適用はいつから? 農家申告抜取調査は、平成31年1月1日以降に共済責任期間が開始する引受から適用されます。短縮方式は、本年3月から共済責任期間が開始しており農家申告抜取調査を行います。一般方式は、来年産(令和2年産)から農家申告抜取調査が適用されます。 なお、収穫皆無樹園地については農家申告抜取調査ではなく、全ての収穫皆無樹園地の損害評価を行います。 半相殺特定危険方式は、農家申告抜取調査が適用されませんので従前の損害評価の方法となります。 |
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共済掛金の納入期限のお知らせ
- お知らせ
共済掛金の 算定方法 |
共済掛金は、共済金額(※1)と共済掛金率(※2)を基に、組合員ごとに計算されます。共済掛金から国の負担部分(水稲共済掛金の場合5割、畑作物(大豆)共済掛金の場合5.5割)を差し引いた金額が組合員負担掛金となります。 |
10アール当たりの 水稲共済掛金 計算例 | |
●一筆方式7割補償の場合 ・基準単収500㎏ ・選択単位当共済金額176円 ◆引受収量=基準収穫量×補償割合 350㎏=500㎏×7割 ◆共済金額=引受収量×単位当共済金額 61,600円=350㎏×176円 ◆共済掛金総額=共済金額×共済掛金率 247円≒61,600円×0.402% ◆国庫負担掛金=共済掛金総額×国庫負担割合50% 123円≒247円×50% ◆組合員負担掛金=共済掛金総額-国庫負担掛金 124円=247円-123円 |
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10アール当たりの 畑作物(大豆)共済掛金 計算例 | |
●全相殺方式9割補償の場合 ・基準単収150㎏ ・選択単位当共済金額290円 (経営所得安定対策申請者に適用する単価) ◆引受収量=基準収穫量×補償割合 135㎏=150㎏×9割 ◆共済金額=引受収量×単位当共済金額 39,150円=135㎏×290円 ◆共済掛金総額=共済金額×共済掛金率 1,342円≒39,150円×3.43% ◆国庫負担掛金=共済掛金総額×国庫負担割合55% 738円≒1,342円×55% ◆組合員負担掛金=共済掛金-国庫負担額 604円=1,342円-738円 |
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※1 共済金額は、共済事故で損害が生じた時に組合が支払う共済金の最高額です。 | |
※2 共済掛金率は、過去の被害率を基礎として引受方式及び補償割合別に農林水産大臣が定める基準共済掛金率を基に、組合員ごとの損害率を基礎にして定めます。適用される率は組合員ごとに異なります。 | |
注)共済掛金のほかに賦課金が加算されます。 |
収入保険のお知らせ
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収入保険はこれまでの農業共済制度とは異なり、収穫量ではなく販売収入金額を補償する制度です。自然災害に加えてケガや病気といった要因にも対応できるのが特色です。 なお、補償するのは農家ごとの「販売収入」金額で、青色申告による内容を基準とします。経費等を差し引いた「所得」ではありませんのでご注意願います。 |
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Q 収入保険に継続加入した場合の 翌年の保険料や積立金はどうなるのですか。 |
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※補償内容が前年同様のとき | ||
⑴保険料…保険金の受け取りがなければ翌年の保険料は安くなります。 なお、10年間保険の受け取りがなかった場合、保険料率は約半分になります。 |
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⑵積立金…積立金は一時的にお預かりしているものですので、前年度に補てん金の受け取りや取り崩した積立金がなければ納入する必要はありません。 | ||
⑶事務費…加入2年目以降は初年度割(1,300円)が無くなります。 | ||
広報紙「ひかり~NOSAIふくしま~」16号を掲載しました。
- お知らせ
令和元年7月1日から適用する死亡廃用共済の事故除外方式の追加に係る危険段階別共済掛金率について
- お知らせ
令和元年7月1日から適用する死亡廃用共済の事故除外方式の追加に係る危険段階別共済掛金率について一覧表を掲載いたします。
令和元年6月1日以降に共済責任期間が開始する集団加入割引に係る園芸施設共済掛金率等について
- お知らせ
令和元年6月1日以降に共済責任期間が開始する集団加入割引に係る園芸施設共済掛金率等について一覧表を追加掲載いたします。
園芸施設共済の集団加入等による掛金等の割引措置について
- お知らせ
以下のとおりご案内いたします。
元号改定に伴う「証券等」の取扱いについて
- お知らせ
5月1日の元号改定における本組合の取り扱いについて、以下のとおりご案内いたします。
NOSAIからのお知らせ
- お知らせ
農作物共済(水稲) 水稲共済の加入申し込み時期です ~万が一の災害に備えましょう~ |
2018年産の水稲は、6月から7月にかけて高温少雨による干害が発生し、中山間部において、イノシシによる獣害等が発生しました。これらの被害により、県内986戸86,655千円の共済金を12月にお支払いしました。このように近年は日本各地で異常気象が多発し、甚大な自然災害が発生しておりますので、万が一の備えに水稲共済に加入しましょう。 加入する際は、加入申込書の内容をご確認いただき、引受方式、単位当たり共済金額(1kg当たり補償単価)及び特約の有無を選択の上、申込期間内の申込みをお願いいたします。 詳しい内容については、お近くのNOSAI各支所へお問い合わせください。 |
畑作物共済(大豆) 畑作物共済 大豆の加入申し込みが5月1日から始まります |
畑作物共済では、2019年産から制度改正が行われ、地域インデックス方式の新設、補償割合の拡充、新しい危険段階別共済掛金率の導入など、より加入しやすい制度となりました。 また、現在多くの方にご加入いただいている一筆方式は2021年産までで廃止となる予定です。補償の大きな全相殺方式などへの移行をお願いいたします。 単位当たり共済金額(1kg当たり補償単価)は、経営所得安定対策の畑作物の直接支払交付金を申請する農業者と、申請しない農業者で異なります。交付申請の有無をご確認ください。 なお、畑作物の直接支払交付金の面積払い交付金を申請する農業者は、当年産の減収量に交付金に相当する数量を加味して共済金の算定を行うことになります。 詳しい内容については、お近くのNOSAI各支所へお問い合わせください。 |
建物共済 ~ご加入額は十分ですか?~ |
今年度の建物共済の加入申し込みが始まります。この機会に、小さな掛金で大きな補償、「住まいる」のご加入内容を検討してはいかがでしょうか。いざという時のために、もう一度契約内容の見直しをお願いします。あなたの大切な財産を守りましょう。 |
災害に備え建物共済にご加入を 建物共済のご加入では建物の再取得価額(新築価格)に合わせたご加入をお勧めしています。 (m2単価の目安参考) |
建物再取得価額に合わせた加入で補償が充実 お支払いする共済金は共済金額の加入割合(再取得価額に対する加入共済金額の割合)によって異なります。(計算例参考) |
農機具共済 ~十分な補償を受けるために~ |
満額加入をお勧めします 事故が発生した場合の支払共済金は、新調達価額と加入共済金額の割合で計算されます。十分な補償を受けるためにも、農繁期前に加入共済金額の見直しをお願いします。 特約の見直し |
家畜共済 制度改正のポイント
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平成31年4月の引受から、共済掛金国庫負担限度額が変更になりました。 家畜共済は、共済掛金の1/2(豚は2/5)を国庫で負担することになっています。市場価格の高騰などを踏まえて国庫負担限度額が見直され、4月の引受から適用されます。 死亡廃用共済及び疾病傷害共済における共済掛金国庫負担限度額は、次のとおりです。 |
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